絶対に笑ってはいけない?筒井康隆の「笑うな」を読んでみた【書評・レビュー】
こんにちは!りょっぴです。
筒井康隆が書いた小説「笑うな」を読みました。
この作者の小説を読むのはこの本で2冊目!
今回は「笑うな」を読んだ感想を書いていきます。
「旅のラゴス」
ちなみに1冊目は、「旅のラゴス」を読みました。
ラゴスがいろんな土地を旅する小説。
この本を読んでから、筒井康隆の小説に興味を持っていました。
関連記事:旅好きに読んでもらいたい!筒井康隆の「旅のラゴス」をレビュー。 - りょぴろぐ
「笑うな」
まずは、この表紙を見てください!!!
とてもおしゃれだと感じるのはぼくだけですかね(笑)
本棚に表紙をこちらに向けて置いておけるくらいのセンスがあります。
こんな雰囲気の絵ってなんか好き。
持っているだけでおしゃれな本です!
ショートショート
「笑うな」はショートショートという形式をとり、小説の中でも特に短い作品が34話まとめられています。
一番短い作品だと見開き1ページで終わるものもあるので、大変読みやすく本が苦手な人にも手に取りやすい一冊です。
「笑うな」という小説の名前はこの本の1話目の題名からきています。
1話目「笑うな」は、タイムマシンを発明して、それを友人に報告する場面が描かれる。
さぁタイムマシンを使おうと話が進み、2人はタイムマシンに乗ってみた。
しかし、彼らは遠い過去でも未来でもなく、タイムマシンの発明を報告する場面に戻り、話している過去の2人を眺めた。
「なんですぐ前に戻るねんっ!」とツッコミをいれたくなります。
そして、彼らは終始爆笑しています。「いや笑いすぎやろ…」
とてもユニークな発想で読者を驚かせます。ニヤッとしてしまう意外な結末によって、話を納得させられてしまいます。
個人的なおすすめ7選!
ぼくがおすすめする話と、その話の設定をまとめておきます。
ちょっと立ち読みする方は優先的に読んでみてください!
「笑うな(P9)」タイムマシンを発明
「正義(P42)」正義感の強い人物
「特効薬(P50)」特効薬を発明
「廃墟(P63)」子孫繁栄ができない者たち
「駝鳥(P116)」砂漠で迷った旅行者と駝鳥
「マイ・ホーム(P134)」生活設計が思いのほかうまくいってしまった夫婦
「ブルドック(P140)」飼っているブルドックの思考を読み取れるようになった
まとめ
ショートショートの小説は時間がなくても、さっと本を開いて1話だけ読む。という読み方ができるので、本を読むのが苦手な方におすすめです!
最近読んだショートショートの小説は「妻に捧げた1778話」です。
こちらも感想も以前の記事で書いているので参考にどうぞ。
関連記事:【書評】アメトーク「読書芸人」で大絶賛!「妻に捧げた1778話」を読んでみた。 - りょぴろぐ
ぼくは筒井康隆の小説にハマってしまいました。
いまはアメトークでも紹介された「残像に口紅を」読んでいます。
読み終わったら感想を書こうと思います!