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京都の市街で、見知らぬ人と飲み明かした話|ヒッチハイク日本旅2日目〜金沢・京都〜

こんにちは!りょっぴです。

昨日(8/4)は金沢から京都まで、ヒッチハイクで移動しました。京都駅へ到着して、野宿できる場所を探すのに、京都の市街をぶらぶらの散策していたときのこと。芸人のクロちゃんをちょっと怖くしたような兄さんと、女性の2人組に声をかけられ、ノリで一緒に飲みにいくことになりました。

今回は、金沢から京都までのヒッチハイクの様子と、見知らぬ人と飲み明かした奇妙な体験をまとめようと思います。

金沢から京都までのヒッチハイクの記録

徳光PAから尼御前SAまで

金沢では、徳光PAからヒッチハイクを開始しました。PAの駐車場から歩いてすぐのところに海水浴場があり、土曜日だったせいか、海で遊んでいる家族づれの方が多かったです。行き先のボードをかかげて15分で、お母さんとその娘さんが乗っていた車に尼御前SAまで送ってもらいました。「息子のようで放っておけない」と、ぼくらを乗せることにしたらしく、女性二人で怖くないのかなと感じました。あ、ぼくらは徳光海水浴場で10分だけ海に入ったのですが、乗せてもらったときに相当臭かったと思う。尼御前SAに着いてすぐに、服を着替えました。

ヒッチハイクを始めようとしている方に伝えたいのは、「身なりは整えたほうが良いよ」ということです。だらしなく服を着ていたり、汗臭かったりすると、そもそも乗せてもらえなかったり、乗せてもらえても、せっかくの出会いが台無しになってしまいます。清潔感のあるシュパッとした印象を与えるような服装を心がけてください。

尼御前SAから南条SAまで

尼御前SAでもだいたい15分で、魚好きなおっちゃんに乗せてもらえました。離婚して離れ離れになった娘さんと会って、寂しく帰っている途中にぼくらを見つけたらしく、「そんなん乗っけるしかないやん」と陽気に語っていました。釣り好きとはいうものの、釣って食べるだけでなく飼育もしてみるという、本当に魚を愛している方。魚の話からぼくらの夢まで、さまざまな話題で盛り上がり、車内は南条SAに着くまでずっと、笑いの渦に包まれていました。南条SAは福井県の端っこで、ここから滋賀県を通って名神高速に入り、京都を目指して行った。

南条SAから多賀SAまで

南条SAではひとりの女性の方に、多賀SAまで乗せてもらいました。女性ひとりで男ふたりを乗せるのは怖くないか聞いてみたところ、「だって車やし、なんかされても、死ぬときは一緒やん」との答えが返ってきました。なんて度胸ある優しい方なんだ。滋賀や京都の観光地の話をして、最後には缶コーヒーをもらいました。暖かい缶コーヒーとともに、その方の温もりを感じました。

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多賀SAから大久保駅(京都)まで

なんと多賀SAでは、ぼくらのヒッチハイク史上初、4人の若者軍団に乗せてもらった。年齢は、ぼくらの一個下で19歳。歳が近いこともあって、聴いている音楽や笑いのつぼが似ていて、特に深い会話をしたわけではありませんが、雰囲気で繋がった感覚でした。奈良県寄りに位置する木津川市に住んでいるということで、ぼくらが奈良にいくときは一緒に飲みにいくことを約束しました。

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大久保駅からは電車で京都駅まで移動し、目的地であった京都までのヒッチハイクを成功させました。15時からスタートして、20時には着いたのでおよそ5時間のヒッチハイクでした。なかなか絶好調ではないでしょうか。この調子で、どんどん日本を旅して行こう!

見知らぬ人と飲み明かした奇妙な体験

冒頭でも書いたように、クロちゃんをちょっと怖くした兄さんと女性の方に声をかけられてから、一緒に飲みにいくことに。クロちゃんと呼ばれるのを嫌っていたのですが、便宜上どうかそう呼ばせてください(笑)

クロちゃん「にいちゃんらバックパッカーやん。どこからきたん?」

ぼくら「新潟からヒッチハイクやってます!」

クロちゃん「おもれえなあ。俺、旅人好きやねんな。」

一緒にいた女性(Sさん)「ごめんねえ、この人酔ってるんよ」

クロちゃん「一緒に飲みに行こうや」

一同 笑い

ぼくら「どうせ暇だし良いですよ〜、ぜひお話しましょう!」

こんなやりとりが繰り広げられたあと、目の前にあった居酒屋に行きました。クロちゃんは、スキューバダイビングにハマっていて、仕事の休みを利用して東南アジアによく出かけるそうです。フィリピンには10回も行っているそうで、驚き!

かなり酔っ払っていて、何度も同じ話を繰り返ししていたり、話が矛盾していたりと、はっちゃかめっちゃかでしたが、不思議と憎めず、親近感すら湧いてしまうような、優しい兄さんでした。野宿先を一緒に考えてくれて、その場所までのタクシー代もおごってもらっちゃいました。本当にありがとうございます。

こういう体験って、旅の醍醐味ですよね。絶対に出会わなかったかもしれない見ず知らずの人と道端で仲良くなって、飲みにいくような体験。旅の話で盛り上がって、最後にはぼくらのことを応援してくれる。予定を立てて計画通りに観光していく、旅行とはまた違った、楽しみが旅にはあります。出会い・偶然を楽しむ姿勢を忘れずに、この先をその土地での出会いを大切にしていきます。